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滝塚 知典; ITPA Hモード閾値データベースワーキンググループ*
Plasma Physics and Controlled Fusion, 46(5A), p.A227 - A233, 2004/05
被引用回数:57 パーセンタイル:84.43(Physics, Fluids & Plasmas)将来のトカマク核融合炉のHモードパワー閾値を評価するために、ITPA閾値データベースを用いて定量的な比例則が開発されてきた。最近このITPAデータベースに球状トカマク(MAST, NSTX)のデータが供給された。トロイダル磁場の替りに絶対値磁場Bを含む新しい比例則は、低アスペクト比でのプラズマ電流依存性を包含し、かつこれまでの電流に依存しないというデータに矛盾しない。低アスペクト比がパワー閾値を増大させるその他の要因についても調べる。全てのデータセットに対して、実効的荷電数Zがパワー閾値を上昇させることが明らかになった。Zを比例則のパラメータに加えることにより、実験データに見られる散乱状況と低密度時の異常性をともに減少させることができる。
内藤 磨; 波多江 仰紀
JAERI-Research 2002-033, 9 Pages, 2003/03
トムソン散乱計測機器を用いて、電子温度分布,電子密度分布と同時にプラズマの有効荷電数()分布を計測する方法について報告する。通常は正味の散乱光子数を求めるために散乱光からの差し引きだけに使われる背景光のデータは制動放射光の視野積分の情報を含んでいる。シミュレーションによる解析の結果、不純物線からの背景光への寄与が制動放射光の1割以下であれば、この背景光のデータを用いることにより十分な精度で有効荷電数分布を再構成できることを明らかにした。
小出 芳彦; 逆井 章; 坂本 宜照; 久保 博孝; 杉江 達夫
Review of Scientific Instruments, 72(1), p.119 - 127, 2001/01
被引用回数:39 パーセンタイル:84.3(Instruments & Instrumentation)JT-60U用荷電交換分光装置を開発した。本装置は、加熱用中性粒子ビームと完全電離炭素イオンとが荷電交換反応を行う際の発光スペクトルを分光測定し、そのドップラー拡がり、ドップラーシフト、発光強度からそれぞれ、イオン温度、プラズマ回転速度、炭素密度の情報を得るものである。本装置は以下の特徴を有する。(1)対物光学系等、JT-60U装置と直接接触する部品は、真空容器のベーキング温度である300度の耐熱性を持つと同時にディスラプションに伴う振動に耐える機械的強度を持つ(60gの加速度に耐えることを衝撃試験により確認)。(2)空間、時間に関して、十分な分解能(5cm,16.7ms)と測定点数(59空間点,900時刻点)を持つ。(3)ビームを見ない光学系の併用によりデータ処理を簡略化し、導出した物理情報が実験の方針決定に反映できる程度の高速処理を実現した。本論文では、装置の構成、較正方法、得られた空間分布データを示す。
田中 淳; 横田 幸彦*; 渡辺 宏; 鹿園 直哉; 田野 茂光*
GSI-95-10, 0, p.87 - 90, 1995/00
シロイヌナズナの種子にイオンビームを照射し、発芽率と生存率への効果を調査した。用いたイオンビームは、2種類のエネルギーのHe及びC、Ne、Arの5種類であり、LETは17~549keV/mである。LETに対するRBEをプロットした結果、生存率は用いた2系統の種子共に、LET200~250keV/mにRBEのピークを示し、単細胞系での結果と類似した傾向を示した。一方、発芽率では、RBEのピークがなく、LETの増加に伴いRBEが増加した。このことは、発芽率抑制のターゲットがDNA以外にも存在することを意味する。一方、線量に対する生存率曲線の中で、Neイオンでの生存曲線は、シロイヌナズナで通常見られる肩がなく、また傾きが他のイオンビームと比較して、緩やかな指数関数的減少を示した。このことは、イオン種間で生物効果が異なることを示唆しており、またLETだけでは説明し得ないイオンビームの効果を示す。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 43(9), p.1147 - 1150, 1987/09
等核2原子分子で定義した有効核電荷の多原子分子への転用性を知るため、基準振動の解析によって決定されたポテンシャル定数(力の定数)を用いて、多数の3原子分子の有効核電荷を最小二乗法により逆算した。その結果、3原子分子の有効核電荷(計算値)は等核2原子分子で定義した有効核電荷と良く一致することがわかった。これは等核2原子分子の有効核電荷が多原子分子へ転用できることを示唆している。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 84(3), p.1670 - 1676, 1986/00
被引用回数:2 パーセンタイル:12.9(Chemistry, Physical)有効核電荷モデルにおける分子内ポテンシャル関数を利用して、Parr と Gadre によって提案された分子に関する2つのエネルギー同次性(核電荷に関する全分子エネルギーの同次性と核電荷に関する全電子エネルギーの同次性)の仮定の妥当性を検討した。上記2つの仮定にもとづいて、2原子分子の調和および非調和の力の定数を導いた結果、前者の全分子エネルギー同次性の仮定が有効なものと分かった。さらに、全分子エネルギー同次性の条件から導かれる非線型1次および2次の微分方程式を解き、その解を利用して2つの仮定の相互関係を明らかにした。最後に、全分子エネルギー同次性の条件を Hartree-Fock法に組入れた場合の効果について詳細に議論した。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 82(2), p.860 - 867, 1985/00
被引用回数:2 パーセンタイル:15.03(Chemistry, Physical)有効核電荷(ENC)モデルで用いられる振動ポテンシャル関数を基礎として、多原子分子のエネルギー成分、即ち、電子運動エネルギーおよび静電ポテンシャル(電子-核引力,電子-電子反発)エネルギーに対する近似式を導いた。これらを試験的に等核および異核2原子分子に応用して、各式の有用性を確かめた。また、分子の電子波動方程式を解いて得られる固有値の和(ハートリー・フォックの軌道エネルギーの和)についての近似式を導き、上と同様の考察を行った。最後に、全分子および電子エネルギーの核電荷に関するエネルギー同次性の問題を取りあげ、これを調和近似の力の定数をもとにして詳細に議論した。
鈴木 光弘; 田坂 完二; 安濃田 良成; 熊丸 博滋; 中村 秀夫; 斯波 正誼
Nuclear Technology, 70, p.189 - 203, 1985/00
被引用回数:2 パーセンタイル:37.48(Nuclear Science & Technology)商用BWRを模擬したROSA-III実験装置において、再循環ループポンプ吐出側配管破断実験を行い、実験結果の解析及び解析コードによるROSA-IIIとBWRにおける事故事象の相似性の検討を行なった。破断口径を変えた3種の吐出側破断実験と、対応する吸込側破断実験の比較から次のことがわかった。吐出側破断時の事象は、同じ effective choking flow area を持つ吸込側破断の事象と同等である。最大の effective choking flow area は、吐出側破断では(Aj+Ap)、吸込側破断では(Aj+Ao)である。ここでAj,Ap,Aoはジェットポンプノズル面積、再循環ポンプ出口ノズル面積、再循環ループ吸込側配管面積である。このことは実機についてもあてはまる。解析コードによる相似性の検討から、下部プレナムフラッシング、水位低下による燃料棒露出等の主要事象は相似的であるが、ROSA-IIIでは破断初期の炉心出力の制限が燃料温度に影響することを明らかにした。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 80(4), p.1556 - 1561, 1984/00
被引用回数:6 パーセンタイル:29(Chemistry, Physical)分子におけるParr-Gadreエネルギー同次性の条件を有効核電荷モデルのポテンシャル関数を用いて詳細に検討した。この条件からのエネルギー偏差は、分子の全SCFエネルギーと固有値の和との差によって表わされ、さらにモデルポテンシャル中の原子間距離に依存する項と密接に関係付けられることが分った。また、分子の化学ポテンシャルを計算するための近似解析形をモデルポテンシャルと低次のグラジエント展開の結果から導いた。これより、化学ポテンシャルの変化は、モデルポテンシャル中の補正項、即ち分子の非局在電子の挙動を記述する項に依存することが分った。
北川 盈雄*
JAERI-M 83-223, 27 Pages, 1983/12
物質中を透過するイオンに対する阻止能の研究は、この20年の間にいくつかの進展をみせた。高速領域での軽イオン阻止能については、平均イオン化エネルギーの解析が各種固体に対して行われた。また、Z項、Bloch項などの高次補正項を定量的に分離する実験も行われた。陽子及びHeイオンの阻止能の実験式がパラメータ法により高速領域から低速領域にわたって導かれ、またそのテーブル化が行われた。重イオン阻止能については、有効電荷の理論的解析が行われ、阻止能データを20~30%の精度で解析することが可能となった。本報告書は、これらの進展についてまとめたものである。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 39(2), p.181 - 187, 1983/00
さきに提案した有効核電荷(ENC)モデルを改良し、これを3原子分子における非調和(高次)の力の定数の計算に応用する。特に、有効分子内ポテンシャル関数に含まれる補正項を結合および非結合原子間距離の逆巾級数に展開する。これによって得られるポテンシャルは3原子分子(例:CO,CS,OCS,NO)の非調和の力の定数の推定に有効であるばかりでなく、より複雑な多原子分子の非調和力場の議論にも応用できることが示される。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 76(5), p.2565 - 2568, 1982/00
被引用回数:11 パーセンタイル:45.23(Chemistry, Physical)多原子分子の力の定数を推定するために提案された有効核電荷(ENC)モデルが、更に分子振動を正確に記述できるように改良される。ENCモデルの中で仮定された有効分子内ポテンシャル関数が2原子分子の振動を詳細に説明できるように修正される。即ちポテンシャルに含まれる非局在原子価電子にもとづく補正項が平衡位置付近で原子間距離の逆巾級数の解析形に展開される。この展開によって得られるポテンシャルは2原子分子の非調和(高次)の力の定数の推定ならびに電子励起状態の記述に対して有効である事が示される。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 77(1), p.424 - 429, 1982/00
被引用回数:6 パーセンタイル:30.2(Chemistry, Physical)多原子分子の全分子エネルギーを推定するために、有効核電荷(ENC)モデルの中で仮定される振動ポテンシャル関数を詳細に検討した。特に、全分子エネルギーの決定において重要な役割を果たすポテンシャル関数中のWo項(原子変位に依存しない項)を「March-Pars scaling function」を用いて解析し、その解析形を導いた。これを2原子及び多原子分子へ応用し、数値計算によってその妥当性を確認した。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 77(10), p.5040 - 5044, 1982/00
被引用回数:10 パーセンタイル:42.81(Chemistry, Physical)Wilsonによって導かれた四次元電子密度関数を含む量子力学的エネルギー式を用いて、有効核電荷(ENC)モデルにおける振動ポテンシャル関数を詳細に検討し、次の結果を得た。(1)Wilsonのエネルギー式からENCモデルの中で仮定したポテンシャル関数を理論的に導くことに成功した。(2)ポテンシャル関数の原子間距離に依存しない項Wを解析し、その解析形を得ることができた。(3)ポテンシャル関数の非局在電子密度に存在する項N(r:R)の性質についての知見を得ることができた。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 74(8), p.4738 - 4739, 1981/00
被引用回数:2 パーセンタイル:38.66(Chemistry, Physical)等核2原子分子の分子遮蔽係数から、便宜的に原子遮蔽係数を定義した。この定義は分子における各原子の有効核電荷の性質を理解するのに役立つばかりでなく、多くの異核2原子分子の2次の力の定数を推定するのに有用であったPearsonの経験式に理論的根拠を与えることができる。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 37A(10), p.873 - 878, 1981/00
前報に引続き、有効核電荷モデルを三角両錐型XY分子に適用し、モデルの妥当性を検討した。等核2原子分子の2次の力の定数から定義された有効核電荷を用いて、XY分子の各種の力の定数を算出し、これらを基準振動の解析によって得られる力の定数(実験値)と比較した。その結果、本研究で取り扱った7種類の分子において、計算値と実験値との対応は極めて良く、有効核電荷モデルがより複雑な多原子分子の力の定数の推定にも応用できる見通しを得た。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 72(1), p.1 - 6, 1980/00
被引用回数:41 パーセンタイル:79.94(Chemistry, Physical)等核二原子分子に摂動論を応用して得られる力の定数を用いて、種々の原子の有効核電荷が定義された。これらの有効核電荷は、直接、異核二原子分子の力の定数の計算に転用できることが理論的に証明された。上で定義された有効核電荷を多原子分子へ応用するため、静電理論にもとづく有効分子内ポテンシャル関数が提案され、これによって、まず、三原子分子の力の定数が計算された。これらは実測振動数から得られた値と比較的良く一致することが分った。したがって、有効核電荷を用いる本法は多原子分子の力の定数の推定に極めて有用であると思われる。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 72(6), p.3663 - 3668, 1980/00
被引用回数:40 パーセンタイル:79.46(Chemistry, Physical)平面および三角錐型XY分子の各種の力の定数を、さきに提唱した有効核電荷モデルにより計算し、これらを実測振動数の基準振動解析から得られる力の定数と比較検討した。その結果、計算値と実測値との一致は極めて良く、より複雑な分子への適用が可能であるとの見通しを得た。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 73(11), p.5459 - 5463, 1980/00
被引用回数:34 パーセンタイル:75.78(Chemistry, Physical)さきに提案した有効核電荷モデルの妥当性を調べるため、等核2原子分子の2次の力の定数から定義された有効核電荷を用いて四面体型XY分子の力の定数を算出し、これらを基準振動の解析によって得られる力の定数(実験値)と比較検討した。その結果、本研究で取り扱った10種類の分子において、計算値と実験値との対応は極めて良く、有効核電荷モデルがより複雑な多原子分子における近似的な力の定数の推定にも応用できる見通しを得た。
大和田 謙
Chemical Physics Letters, 66(1), p.149 - 153, 1979/00
被引用回数:1有効核電荷を含む静電ポテンシャル関数にもとづいて多原子分子の変角の力の定数、Hjk、を次式のように導いた。 Hjk=ZjZk/qjk(SjikSkij+2TjikTkij) ここにqは平衡位置における非結合原子間距離、Zは有効核電荷、SおよびTは分子の幾何学的パラメータである。上式を多くの三原子分子を用いて評価した結果、変角の力の定数の推定に有用であることがわかった。